国立釧路工業高等専門学校【中学生向け】オープンキャンパス
釧路高専 【中学生向け】オープンキャンパス
2024年7月20日、7月21日の二日間に渡り釧路工業高等専門学校(釧路市大楽毛西2丁目32-1)で、【中学生向け】オープンキャンパスが開催されました。
当日は少し霧がかかっていましたが、実験やコンテストの報告、部活動の様子など校内は大変賑やかで楽しいオープンキャンパスでした。
現校長である大塚友彦氏のご挨拶から始まり、「体験会」「自由時間」「体験教室」など
盛りだくさんの様子を詳しくご紹介したいと思います。
科目別体験
釧路工業高等専門学校(以下釧路高専)では、専攻科を含めると、高校から大学までの卒業資格を得ることができます。
1年生は共通授業となり、国語、英語、社会、理科、保健体育など。
今回、オープンキャンパスでも授業体験や実験体験もありました。
どれも大変魅力的で迷いましたが数学の模擬授業に参加させていただきました。
数学の模擬授業では、「黄金比とフィボナッチ数列の関係性」を題材とした授業が行われました。見学に来られた学生さんも積極的に答えていたり、楽しく授業を受けている時間が流れました。
大人でも楽しいと感じる数学の授業で、ただ聞くだけではなくまさに、体験をされていました。親御さんも実際に授業を受けているお子様の姿がイメージしやすく安心できた事と思います。
2年目以降
専門学科の選択となり、5個の科目に分かれています。
情報工学分野・・・情報の収集、処理、保存、伝達に関する理論と技術を研究する学問分野です。主に、Aiやデータベース、ネットワーク技術、ソフト開発など。
機械工学分野・・・機械工学分野は、機械や装置の設計、製造、運用、保守に関する学問分野です。力学、熱力学、材料工学、流体力学、制御工学などの基礎科学を応用し、自動車、航空機、ロボット、製造装置など。
電気工学分野・・・電気工学分野は、電気および電子システムの理論、設計、応用に関する学問分野です。発電、送電、配電、電気機器、電子回路、通信システム、制御システムなど。
電子工学分野・・・電子デバイスや電子システムの設計、開発、応用に関する学問分野です。半導体、集積回路、電子回路、通信技術、信号処理など。
建築学分野・・・建物や構造物の設計、計画、建設、および維持管理に関する学問分野です。建築の美学、機能性、持続可能性、安全性を追求しながら、都市計画、環境デザイン、歴史的保存など。
文字にすると少し難しいように感じられるかもしれませんが、現在主流となっているSNSなど身近なものを用いて、説明をしてくださるので大変わかりやすい体験会でした。
説明会の中で、先生が「5つの学校が1つにまとまっています。」と仰っておりました。
まさしく!どの授業も大変魅力的で、どこのイベント会場でも参加者の皆様は前のめりになって聞いていたり体験されていた事が印象的でした。
ただ、一見どの分野も似通っているように見えがちですが、授業内容は全く異なるため、授業を選択する際は慎重に考えられると良いと思いますとアドバイスも説明会の中でありました。
体験の様子
電気工学分野の実験
実際に学生さんが実験をしている様子が見れました。
レンジで温めている間に起ったことに、見学者の学生さんは「本当だー!!」と驚いている声が響き渡りました。
建築工学分野の総合デザイン研究会
紙で作る橋のコンテストに向けて、耐久性に優れた橋を作る実験をされていました。
作った橋に一つずつ重りを増やしていく実験でした。段々と重たくなる橋の様子を見て、見学者の皆さんが一丸となって「橋よ!もっと耐えてくれ!」と思っていたことと思います。
他にも各分野で沢山の魅力的なイベントが行われていました。
在学生
どの分野の生徒さんも、自主的に行っている様子があり、知識だけではなく人間力としても大変勉強になる学校だと感じました。
又、真剣に様々なことに取り組む生徒さんたちの姿はオープンキャンパスにいらっしゃった中学生の方々に大変深く刺さったのではないでしょうか。
地元企業
今回、当社は地元のIT企業として、IT人材が増えてほしい。という思いもあり取材に伺わせていただきました。
ただ、何となくしか知らなかったオープンキャンパスの様子を実際に伺わせていただいたことで、地元企業としても何かできないかと考える大変大きなきっかけにもなりました。
今の社会、場所を問わず世界的にIT人材の育成に注目されています。
釧路高専では、これからの社会に必要な要素が全て詰まっています。
釧路高専の魅力的な学びの場をもっと知ってほしい。地元をはじめ様々な方に釧路高専の魅力が伝わるよう今後、弊社も取材をさせていただければと考えています。
関連サイト
釧路工業高等専門学校 – 公式ウェブサイト (kushiro-ct.ac.jp)